|
シュードモナス・メンドシナ(''Pseudomonas mendocina'')とは、シュードモナス属のグラム陰性細菌である。2000年に行われたシュードモナス属の16S rRNA系統解析により''P. aeruginosa''グループに位置づけられた〔。 == 特徴 == ''Pseudomonas mendocina''はグラム陰性の好気性桿菌である。単一の極鞭毛を有している。 デンプンおよびマルトースを炭素源として利用できず、この特徴は''P. mendocina''の発見の理由となった。この特徴は、同じシュードモナス属菌である''P. stutzeri''にはなく、デンプンまたはマルトースが唯一の炭素源である培地で両菌種を明確に区別することができる。1969年に、アルゼンチンのメンドーザで''P. stutzeri''として単離された菌株の研究過程で上記の区別により''P. stutzeri''とは異なる菌株として''P. mendocina''は発見された。 また、視覚的な特徴も、''P. stutzeri''を含む他の多くのシュードモナス属菌とは異なる特徴を有している。コロニーの外見は、平坦で滑らかでバター様であり、色は褐色がかった黄色である〔。この黄色は菌体内部のカロテノイド色素による。 ''P. mendocina''は土壌微生物であり、様々な場所に生息している。中国の沿岸都市である天津の農耕土壌から単離されている〔。フランスのリクヴィールからは重金属汚染耐性菌株が発見された〔。多くの地域から単離されていることから、''P. mendocina''は世界中に存在していると考えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シュードモナス・メンドシナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|